■ ID | 332 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 単細胞緑藻C. reinhardtiiの鞭毛再生に及ぼす農薬の影響 |
■ 著者 | 田中仁志
埼玉県環境科学国際センター 金主鉉 埼玉県環境科学国際センター 西村修 東北大学大学院工学研究科 中村省吾 富山大学理学部 須藤隆一 埼玉県環境科学国際センター 李容斗 韓国済州大学校 |
■ 出版元 | (社)日本水環境学会 |
■ 出版年 | 2002 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第37回日本水環境学会年会、平成15年3月6日 |
■ 抄録・要旨 | 農薬は、ほとんどが開放系で使用され、環境中に直接排出される化学物質である。そして、残留性や未知の毒性による新たな生態リスクが懸念される。また、除草剤の殺草作用は、9種類に大別されるため、それぞれの作用機序に着目することで、従来の藻類生長阻害試験よりも高感度のリスク管理を行うことができると考えられる。そこで、鞭毛再生を強く阻害し、魚毒性も強いジニトロアニリン系除草剤オリザリンとその他の農薬の鞭毛再生阻害濃度を比較した。
その結果、オリザリンが鞭毛再生長が対照系の半分の長さに阻害する濃度(EC50)0.7mg/lは、これまで報告されているニジマスの半数致死濃度(LC50)やミジンコの半数遊泳阻害濃度(EC50)から比較すると、2〜20倍以上高い感度を示した。 |
■ キーワード | クラミドモナス、鞭毛再生、農薬、バイオアッセイ |
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